費用・準備物

フラメンコ準備⑤マントンはどこで買う?

マントン、聞き慣れない言葉ですよね。ざっくり言いますと、140センチ×140センチの、フリンジつきの四角い布の事です。生地には、豪華な花の刺繍がほどこされています。

扱いが難しいのですが、見た目にはとても美しい。
安くて3~4万くらい、と、お値段もお高いのですが、見た目にはとても美しい。。

衣装にもなる

さてマントンは万能なんです。
踊りの小道具として、四角形を三角にして背中に背負うようにして使ったり、華やかに大胆に、布を振り回したりもします。時には、身体(上半身)に巻き付けて衣装にもなりますし、壁にかければ絵画のように空間を彩ります!(小さな会場でのフラメンコライブやスパニッシュレストランなどで目にした方もいらっしゃるのでは?)
衣装として使う時は「マントン巻き」と言って、安全ピンだけで上半身に巻き付けてとめて形を作っていきます。綺麗でしょう~。

フリンジが問題

とても綺麗に見えるのですが、踊ってる時にフリンジが悪さをします。。群舞で隣の人のフリンジに巻き付いたり、カスタネットに入り込んで音が鳴らなくなったり、髪につけた櫛にひっかかって顔にフリンジがどよーんと垂れてきたり。それに、三角の状態で振り回していたら広がって四角に戻りそうになり、踊りの最中で三角に戻すのがタイヘン、などなど。

・・・しかし、そんな苦労より、成功して振り回している時は、ハッとするほどうっとりと美しいのです!

と言いつつ、私はマイマントンは、三角の形に糸で縫っちゃっていました。レッスン中、先生が生徒に見本を見せようと、「ちょっとアナタの貸して」と奪われた時、「・・・そう。そうなの(おまえ縫っっとんのか)。あ、そう。」と、冷たい視線がとても痛かったです!!)

値段が高い!安く買うコツは?

さて、このマントン、冒頭で触れたようにけっこうお高いのです。刺繍が凝っていると時に10万台などもあります。

[在庫限り]マントン (正方形 | 大判) 花の刺繍 Fernanda(フェルナンダ) (手刺繍) 生地・フレコ:黒 刺繍:多色[フラメンコ用] [スペイン直輸入]

高いでしょう~~。メンコの月謝代も捻出しないといけないのに、会社員には手が出せません。発表会でも使うけれど、練習でもマイマントンを使うから、どんどん汚れていきますもん。

ちょっとランクを落としても4万くらいです。
イベリア 刺繍2色マントン

・・・こう見てくると、1万でどう?と言われたら安い!買う!と思いますよね。
私のオススメの買い方は、e-bayで購入する事。piano shawlで検索してみてください。私は香港の店から、1万円くらいで買いました!

「いや、1万でも高いんですよ。同じサイズの安い布を買って代用できませんか?」

・・・わかります!でも、買いましょう。安いの探しましょう。
マントンの大きさ、重さ、フリンジとのつきあい方、これは「マントン」で練習しないとわからないものです。
私は今までに、ファンダンゴ、アレグリアス、カラコレス、ロメラでマントンを使いました。2枚目も買おうと思える値段、使用頻度ではないけれど、ずいぶん使い古しています。十分に、元をとらせていただきました。フラメンコを続けていくなら、標準装備しておく品です。

私達タダの生徒だし、お高いマントン、必要ないです。練習してたら、刺繍部分がすぐに毛羽立ってきたり、フレコがシューズのベルトにひっかかったりしてボロボロになってきたり、顔の化粧がとれてファンデーションの汚れが目立ってきたりします。
その代わり?、先生方の公演では、見事に贅をつくした豪華な超スーパーエレガントな高級マントンを拝みましょう。

番外編:メルカリで安く買うのも良し

マントンも、メルカリで多数出品されていますよー。

買う時は、サイズに注意しましょうね!「あっ!安い!」とポチったら、実は大きめのシージョだった!小型のマントンで身体に巻き付ける衣装用だった!なんて事にならないよう、じっくり吟味しましょう。

でもね、マントンは高いだけじゃない。嬉しい事もあるんですよ。
それは・・・二の腕と背中に効きます!使い始めの頃は腕がだるーくなりますが、慣れてくると背中のお肉がずいぶんすっきりとし、腕にもうっすら筋肉の形が浮かび上がる、かっこいい後ろ姿が出来上がりますヨ

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