「友人のフラメンコの発表会に招待されたんだけど、どうしたらいい？」
と、お悩みの方へ。
大きな花束、持って行っていませんか？
大きな菓子折の差し入れ、選んでませんか？？
「行く行く詐欺」してませんか？？？
チケット代、花束、差し入れ、・・・更に、行きたくない時の断り方etc。
今日は招待するほうの側から内情をお伝えします！親密度により違いはあると思いますが、参考にして下さい。
チケット代は要らないと言われた
3500円程度のチケット代であれば、払ってあげて下さい。
本当に、申し訳ないから。来てくれるだけで嬉しいから！」と言われて払わせてくれなかったら、当日、封筒に代金を入れて、終演後に渡してあげて下さい。
チケット代は要らないよ、と言ってる本人の気持ちに、偽りはありません。
せっかくの週末を使って、自分が2曲くらい、群舞で踊るだけの発表会を、観に来てくれる。時間を、作ってくれる。それだけで感謝なのです。
ただ、人によってはチケットノルマを抱えていたり、ノルマが無くても、1人で10人以上を自腹招待する人もいるので、本音は、代金をいただけたらものすごく助かります。
発表会に至るまで、生徒側はかなりの出費をしていまして。。。自分の意思でそうなってはいるのですけれども。
花束は持っていくほうが良いの？
身ひとつでいらしていただいて、十二分にしあわせなのです。
もし、花束をいただけるとしたら、大きく豪華なものよりも、2.3000円の小ぶりなものにして下さい。
大きいと、持って帰るのが大変なのです。発表会当日の生徒は、衣装や靴など、2泊3日の旅に出るくらいの荷物を持参しています。それに、帰路は花束が加わる訳です。車ならまだしも、電車だと大変。
花の種類を悩んでくださる方もいると思います。赤い薔薇やひまわりじゃなくても、情熱的でなくても、何でも嬉しいです。
いつ渡すかについては、教室次第。
うちの教室は、終演後にだけ衣装のままロビーでお客様に会って良いことになっており、その時に渡すのがベストタイミング。
ただ、ロビーがごった返し混乱を招いたり、途中退席のお客様も多いので、開演前に受付で預けられる場合もあります。預けると、順次、生徒に届けられ、楽屋も華やかになるし、「◯◯さん、来てくれたんだ。ありがとうありがとうありがとう！」と、励みにもなります。
差し入れを持って行きたい
私個人的には、差し入れは要らないと思っています。
発表会当日、楽屋で食べたいおやつ類は、自分の身体が欲するものをたっぷり持参しています。あと、いかなるゴミも、うちは全て持ち帰りというルールが、あります。
「楽屋で皆さんでどうぞ」的な大きな菓子折を受付に預けていただくと、
受付:「場所とるから早く本人に配達して！」
本人:「わぁ、こんな大きいの来た。。みんなに強制で配って空にしちゃえ。」
ノルマもらったみんな:「わぁ、ありがとう。すごいね。（要らないのに食べたくないのに食べて荷物減らさなくちゃ・・・）」
という負のループ。
楽屋は、衣装の早替え等で殺伐としている時もありますが、中だるみでウダウダタイムもあり、お菓子をいただく時間はあります。でも、自分の体調や衣装の締め付け具合により、好きなのを自由に食べたいのが本音。
小包装の菓子詰め合わせではなく、「高級チョコ数粒」といった小さな包みをいただけたら、大事に大事に、家に持って帰ります。そして、疲れ切った身体と興奮した脳みそに、チョコの糖分と、差し入れてくれた方の気持ちがしみるのであります。
興味ないし行きたくないけど断りづらい
ハッキリ、最初に、断って下さい。
「静かにじっと座って観るなんてムリー」
「やめておくね」「遠慮しよかな」
これくらい言って下さい。こう言われたって、別に気にしません。この方はフラメンコに興味ないんだな、と判別します。
念のため言っておきますが、大人の習い事のフラメンコ発表会は、幼稚園のお遊戯会レベルではありませんので、見くびらないで下さい。
「その日は都合つかなくて」
この理由だと、毎年毎年、誘われますよ。
「予定調整してみるね」
「行けそうだったら連絡するね」
これがイチバン厄介！
行く気がないなら、濁して逃げるのはやめましょう。
生徒側からしたら、チケットを取っておかないといけないかもしれず、ずーっと頭の片隅で、やきもきするのです。
数日前や当日のドタキャンも、やめて下さい。。本当に予定が読めない方は、「行けることになったら、当日受付でチケット買えるよね？そうするよ、でないと迷惑になっちゃうし。」くらい言っていただけると、スッキリします。
行く行く詐欺はご勘弁を！
本当に仲の良い友人同士であれば、家族であれば、舞台上の姿を観て、アツイものを感じてくれると思います。知り合い程度だったけど、意外な顔（本性？！）を知る機会になるかもしれません。つまらなくて寝た、という方は、正直に伝えましょう。フラメンカさんは男前気質が多いですし、興味のあるなしは当たり前だと割り切っています。きっと、「寝たの？！やだーー！！」と、笑いとばすことでしょう～。
なんやかんや自由に書きましたが、変わらぬ気持ちは、「来てくれてありがとう」ということ。それにつきます。
私なんて近年は、誰も呼ばない（もう飽きて来てくれない）時もあります。お客様側も、主婦業、子育て、介護など、いろんな事情がありますものね。そんな中、自分のためにわざわざ時間を作ってくれ、会場に足を運んでくれるお客様には、本当に本当に、感謝なのであります。
以上、今回はフラメンカさんを友人に持つ皆様へ向けて書いてみました。花束、差し入れのサイズ、お役に立てると嬉しいです。
